こんにちは。
今日は大学を卒業してからの私のお給料の変化を振り返えりつつ、お給料を伸ばしていくための秘訣をお話しようと思います。
私は在学中から大学卒業後はアメリカで働いてみたいと思っていました。
それには色々な理由があるのですが、大きな理由はまだ日本に帰るには十分アメリカを知り尽くせていないと思ったから。
学生時代から早く働きたかった私に迷いはありませんでした。
大学の授業で出会った保険業界でファイナンシャルプランナーをしている先生の話がとても面白く、成果報酬でやりがいのある仕事内容に魅了された私は、卒業後はファイナンシャルプランナーの道を目指そう就職先のターゲットを絞りました。
しかし当時景気がいまいちだったからなのか、もともと留学生がアメリカで働くために必要なH-1Bビザをスポンサーしない業界の風習だったのかは分かりませんが、何社か面接に行きましたがビザはサポートできないと断わられてしまいました。
卒業前に就職先が決まっておらずOPTに突入したため、アメリカに残れる期間はだんだん迫ってきていたため、自分のやりたいことを優先するよりも、まずはH-1Bビザのスポンサーになってくれる会社を見つけると言う方向に転換せざるを得なくなりました。
そんな中、業務内容もファイナンス系に絡んでいたし、ビザのスポンサーになってくれると言う会社が見つかり、正直取り敢えず…と言う形で私の就職先は決まりました。
初めての就職先はアメリカにある日系の会社で初任給は時給$11でした。
実家暮らしならばまだなんとかなったかもしれませんが、物価の高いカリフォルニア州で生活するにはこれでは全くまわらず、OPT中は1日8時間働いた後にアルバイトもしていました。
それでも厳しくて、毎月クレジットカードに頼ることに…。
高額なお金をかけて留学させてもらったのにこの末路は自分でも情けなくなりました。
年収を上げたい、この貧乏生活から抜け出したい、親孝行もしたい、と私が上を目指していって取った行動、意識していったことは以下の3つです。
①資格を取る
初めての就職先での仕事内容は、正直誰がやってもできるような事務仕事がメインでした。
特に勉強できることもあまりなく、やりがいも正直なかった。
日本の大手自動車メーカに就職した友人は、毎日こてんぱに鍛えられていると言う話を聞いていたので、普通に仕事をしているだけで褒められ、優等生扱いされる職場環境にちょっと疑問もありました。
お給料を上げるには誰がやってもできる仕事をしていてはダメだと思った私は、手に職をつけようと資格を取ることを決意。
興味のあることはたくさんありましたが、大学の専攻と近かったこと、またビザのサポートもしてくれる会社が多いと当時聞いていた、米国公認会計士(USCPA)の資格を目指すことにしました。
大学ではファイナンス専攻で会計学専攻ではありませんでしたので、この道でいくと決めた私はの資格取得に向け、まずは大学に戻り必要な単位を取得することからスタートしました。
働きながら大学で単位を取っていく生活を2年程続けてから、やっと資格試験を受ける条件を満たすことができ、勉強を開始しました。
繁忙期は勉強する時間もなく、仕事と勉強の両立はきつかってです。
でも転職活動の際も、資格試験の勉強している段階でちゃんとやる気を示すことができますし、ライセンスを取得してからはその業界での最低限のレベルは達したと認めてもらう切符にもなりました。
こつこつ勉強を続けることが苦手だった私には、苦労したけれどとても良い経験になりました。
②専門分野を定め、狭める
USCPAの試験を受けるのに必要な会計学の単位を取っている中、少しでも実務経験をつけたく、ビザをスポンサーしてくれる日系の会計事務所を見つけ転職しました。
ここでは一つの専門分野に特化することなく、監査、税務、帳簿付けやその他の業務もまんべんなく学びました。
教育熱心な上司にも恵まれ、会計の全体像を学ぶのには良かったのですが、時間がたつと結局は何でも屋あることに気づきました。
ここでもなかなかお給料は上がらず、ボーナスも出ませんでした。
給与を上げていくにはもっと専門性をつける必要性があると思い、監査も税務も好きだったのでとても迷ったのですが、長い目で考え税務の道に進むことを決め、再度転職することを決めました。
③転職は外資系、そして大手へ
私はこれまで日系企業で2社働いた後、外資系(アメリカ)企業2社で働きました。
転職に際しては上で述べたように専門性を追求できる会社を見つけることに加え、転職先を外資系へ絞ったこと、そして給与形態がしっかりした大手を目指すことで年収アップにつながりました。
まずなぜ日系より外資なのか。
それは外資の方が圧倒的に給料が高いという事実があるからです。
私が実際に勤めた会計事務所の初年度の年収が3万ドル(約330万円)だった当時、外資系の大手会計事務所の初任給は4万5千ドル~5万5千ドル(約500~600万円)でした。
初任給がここまで違うと、もちろん毎年の昇給率も異なり、数年で相当な給与の差が生まれてきます。
私が小さな企業よりも大手を狙ったのは、単純な思考ですが大手の方が高い給料を払うだけの現金を持ち合わせていると考えたから。
実際私が働いた日系企業では昇給はあってなかったような微々たる額でしたが、外資では景気が悪い年を除いては、大なり小なり毎年昇給があります。
時間のある貧乏より、身を粉にしてもバリバリ働いてお給料を上げたいとずっと思ってきた私は、この3つの方法で年収250万円から年収1000万円を超えることができました。
貧乏でたくさんの苦労も ありましたが、会社員として年収1000万円は目標にもしてきた数値だったので、達成できたことは嬉しく思います。
ただ物価が高騰し続けているカリフォルニア州では、日本で稼ぐ年収1000万円と比べて価値はかなり低いのが現実です。
家賃や家のローンが出費の大半を占めるのは普通で、1000万円稼いでも庭付き一戸建てなんて夢のまた夢。
お金持ちからは程遠いのが現実です。
これは会社勤めの私の実体験で、時間もかかりましたし大変な事もたくさんありましたが、行動すれば生活を変えることはできます。
前進あるのみです!